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社長の生い立ち

お客様としっかり向き合い、 家づくりを進めるからこそ、建装の家づくりだと思う

私は、毎晩、酒を飲む父親の膝に抱かれて、
「将来、お前は大工になるんだ。」と、
言われていたらしく、物心ついた頃には、
作業場が遊び場になっていて、
大工道具や材木の切れ端で遊んでいました。


そんなことから、
夏休みは親父の現場でアルバイトをやり、
何の躊躇もなく、高校卒業後、父親の弟子になりました。


父親は、山形市で注文住宅専門の大工で
風流な所もあり、腕がいいので、評判でした。
しかし、お客様とのコミュニケーションは、
からっきし駄目でした。

当時の住宅ブームに乗ることもなく、営業しないでも、仕事は途切れることはなく、
それでも、仕事を続けてこられたものですから、
父親が死んで、私は25歳で棟梁になりましたが、それまでの7年間は、
腕がいい、つまり技術がよければ、それでいいんだと思って、修行していました。


後に分かったことですが、お客様は父親とは、仕事を頼むだけでなく、
世間話でもしながら話をして、コミュニケーションをとりたかったのだ、
そして、お客様は、家が新しくなるだけでなく、自分の家について、
どんな家になるかを詳しく知りたかったのだと、いうこともお客様から教わりました。


それからの私は、個人的には苦手なお客様とのコミュニケーションに、気を配り、
年々開発される多くの工法や建材の勉強をし、
お客様の要求に、いいと思われる工法や材料を提案し、
大工仕事は天職と思えるくらい楽しく家づくりをやっていました。


当時、42歳、世間で言う「厄年」の時です。
趣味でやっていた熱気球で、首の骨を折る重大な事故を起こし、以後、車いす生活になりました。


私は、障がい者になったのです。


大工が車いす!誰が見ても仕事は出来ないし、家づくりなど出来るはずがない。
第一、障がい者に、当時、一番高い買い物と言われた大事な自分の家を、
依頼する人はいないだろうと私は考えていましたし、家族は、私の身体もそうですが、
不安はもっと深刻だっただろうと思います。
ですが、当時は、誰も怖くて口にしませんでした。


しかし、私も家族も間もなく、そんなことはいらぬ心配だと気づかされました。
多くのお客様が、病室に見舞いや遊びにきては、
「仕事は心配するな。俺が紹介してやるから」とか、
「俺の家を建てろ」とか、「リフォームしろ」とか、
普段よりも忙しくなったからです。
お蔭様で、私は、この時、またこれからも、
大好きな家づくりを続けていけるんだと、実感することができました。


この時、ほとんどのお客様や友人達は、私が一生車いすだと、
どれくらいの人たちがわかっていたのだろうか、それは分かりませんが、
多くの人達は、どのような形であろうと、必ず、
私が家づくりに復帰することを誰もが疑っていなかったのです。


ある一人のお客様は、私が10ヶ月の入院中に毎日、本当に毎日、来てくれて、
励まし、冗談を言い、時には、気力のなくなっている私を見ては叱り、仕事も紹介していただきました。
もちろん、この時、お世話になった人達は、今も大切なお客様であり、友人でもあります。


復帰までの1年9ヶ月の間、山形県立中央病院、山形、名古屋、アメリカで、リハビリに専念し、
一日も会社に出ることもなかったのですが、建装は友人とお客様の想いによって、家作りを続けることができました。


建装の一番の危機をお客様と友人に救われたのです。


アメリカから帰国後3日目で仕事に復帰しました。
その後しばらくすると障がいをもったことでの不便さの体験を元に、
私は、障がいを持った人の住む家づくりも、少しずつですが、依頼を受けるようになりました。
その家は、身体の不自由な人が住みやすい家だから、元気な人も住みやすいと喜ばれていったのです。

建装の家づくりは、一つ約束があります。


それは、家族の年齢や健康状態はもちろんのこと、
予算や、家族の将来、家づくりで不安なこと、
話しづらい恥ずかしいことも、逃げずに、
お互いしっかり話し合いをすることです。
この時、本人にとっても家族にとっても、
つらい場面があるかもしれません。


しかし、これを無視することはできません。

これらのことに、正面から向き合って、家づくりを話し合えるのは、
困難な時にお客様の想いによって、家づくりを続けてこられた建装だからこそ、できるものだと思います。


これまで、私達の家づくりは、技術の良さ、材質や造りの豪華さ、設備の良さ、性能などにこだわってきました。
しかし、山形市で注文住宅をお客様に、いい家を建築しただけでいいのだろうかと考えました。
そこで、60の手習いで始めたのが、住宅ローンの仕組みや、ライフプランの勉強を始めました。
それによって無理のない住宅ローンを組み、安心して子育てや老後の備えが出来る家づくりのお手伝いをするためです。


建装は、お客様の最高の笑顔と喜びを見たいから、地鎮祭でも上棟式でも、
お客様と職人さんと私たちとで「いい家ができますように、しっかりやっていきます!!」と、約束します。

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